海外大学院 進学奮闘日記 (1年学部留学を経て)

前はオーストラリア留学でつらつら起こったことを書いてましたが、帰国後からは院進に向けての生活を書いていきます。

Day275 生きるって難しい

 なんか難しいけれど、ダラダラ思ったことを書いていきたいなと思います。

とある留学のデメリットという動画を見て、自分も賛成する部分も部分的にあって、そこから考えたことを現地点では9カ月しか留学していない身であるとわかってながら少し書こうかなと思います。

 ニュージーで旅行した時にほとんどワーホリ上がりだったり国際結婚を経て住んでいる日本人だったり、こっちではインターン先は日本からの派遣員として来ている日本人、こっちの大学や大学院に進学している日本人、などいろんな立場でこっちに来ている日本人を自分では気づいてなかったんですが見てきました。日本では同じ興味や関心を持ってる日本の大学に進学している日本人が私の周りには多かったのでそういう意味ではいろんな立場からどう生きるかについてみたのかなと思います。

個人的に一時期、本当に国際結婚してこちに住むことを自分が選ぶことになったらどうなるのかということを意識していろんなblogやサイトを見ていたときもありました。ユーチューバーで交換留学中から国際恋愛を経てついこの間移住したという人もいました。

 まあいろんな立場を見て思ったのは、人生の中で自分は何に対して満足して生きていきたいのかなのかなと思います。ひどく言ってしまえば、「ただ日本に帰りたくない、日本嫌い」という感情だけでワーホリという枠の中でバイトや肉体労働をしても、満足して本人が生活できているのならそれでいいとも思います。国際結婚でしかも20代とか社会人経験が浅い時期に移住を決める人も何人か見てきましたが相当自分のポテンシャルを捨てるというかいろんなことを後回しにしてでも愛を取ったんだなとそれもそれですごいなとは思います。(ただ個人的には移住したあとどうやって生活しているのかが大事なんじゃないかなと思いますが)まあ結論から言うと、日本で日本人として日本社会になじんで生きた方が圧倒的に苦労さという面は少ないのかなと思うときもあります。

 私は前にアイデンティティとパワーに興味があるって言ってたと思うんですが、社会ってすごくパワーや権力でコントロールされてるなと思うと同時に、どこか自分は操られたくない、コントロールされたくないって思うときがあるんです。もちろん、研修の身として修業する時期は必要だとは思うんですが、自分は労働の身として特に移民の場合は安い労働力とかとして働きたくないなと思ってしまいます。でもそれと同時に、生き方としてのメンタルマネジメントが自分の中に軸があることが大事とも思います。要するに、人生の優先順位をはっきりさせるとか、これだけはどんなことがあっても大切にしていきたいことだとか。流れに流されるにしろ、流れに乗るにしろ、やっぱり”自分はどう生きたいのか”って考えるのは大事だなと思います。

 時々、自分も自分のことを不思議に思うこともあって、なんでここまで日本のことや日本社会で帰国後生きていこうと思ってないんだろうって。ユーチューバーの人もぽろっと言っていたんですが、日本社会は年齢にこだわりがあるし、一旦脱落した人にとって這いあがることの難しい社会だって。正直に言ってその通りだなと思うんです。私は中高は進学校の女子校に進んで、理系から文系に転向したものの、大学受験で失敗して、正直その出身校からは200人中3人しか行かない女子大に進みました。早慶に落ちて、マーチレベルは経済を専攻にするなら受かっていて、その時の私の下した判断は「数学受験から世界史受験に変えてでも、早慶または国立を目指して浪人したい」でした。今では偏差値が20近く違うみたいです。その時の親との会話は今でも忘れられないんですよね、いったん浪人をうけいれたものの、「滑りどめとか言いつつなんで女子大を受けたんだ。浪人はお金がかかるし、女子は特にブランクを開けるのはよくない」と翌日に意見を変えてきて、もちろんお金がないって言われたら私もはさむ口はなく、そっか...と。(まあ見てわかると思うんですが、留学の方が浪人でかかる費用の何倍もかかるし、弟は今浪人中で親も私の時は想像ができないって断ったけど弟の姿見て申し訳なく思ったようです、ちなみに両親ともに浪人して大学に入ってます笑)そのときにあ、自分はずっと流れに流れるだけで生きてるって思ったんですよね。担任の先生もマーチの進学先を進めたけれど、私は自分が少しやってみたいって興味のあった国際関係を専攻にできる女子大の方のルートを選びました。でも大学に入ると入るで、人によるけど学歴コンプを持ってる子か地方で箔をつけて地方に帰るつもりの子か遊んでる子のどれかでした。もちろん中にはそうでない子もいて、何人か仲良くしてますが、本当に何でも話せる子っていうのは数人弱しかいないと思います。とはいえ、家族や親戚は学歴重視だし最低早慶レベル、気晴らしに中高時代の友人に会っても早慶や医者話だったり「えてか女子大はどうなの」って好奇心の対象にされたり。ずっと女子大進学を支援してくれてた母も、入学後になると「テニスサークルとかインカレ入らないの?」って聞いてきて、ああ母も私ではなく私の配偶者笑の方に期待をかけてるんだ、遊んでほしいと思ってたんだって知って、この窮屈さ、誰も信用できない気持ちになって本当に苦しかったときがありました。ああもう私は勝ち組コースから外れたんだなって思ったときもありました。でもそこで唯一助かったのはそんな自分にとある学生会議がチャンスをくれたこと。国際問題を英語で議論することの葛藤だったり、いろんな国や日本の地域、大学を越えて話し合うチャンスを自分にくれたことがまあ当時の自分には本当に大きい意味合いでした。そしてそれは前にも書いたと思うんですが、その後の大学生活を変えるものでもあり、この留学にくる大きなきっかけにもなったんですね。とはいえ、また帰国して就活となるとまた話は変わってくるんじゃないかと私は懸念しています。というのをどうやってわかってるのかというと、同じ大学の友人数人から事情を聞いているし、そもそも国際関係をダイレクトに職につなげるとなると国際公務員や外交官になり、だから留学前はたくさん勉強しなければならないけどその分平等なチャンスをくれる専門の外交官を目指そうとも思ってました。とまあ、ダラダラと書いてしまったんですが、私の今までの人生の中ではこういった挫折があってもちろん人によってはそれを挫折と見ない人もいるかもしれなませんが私にとっては挫折で、それを心から乗り越えて気持ち良く生きれるにはどうしたらいいんだろうって考えて考えて、こっちでも考えた結果、今出てるのは院と博士に進学し、海外で教授をするということです。もちろんデメリットはまた厳しい競争社会に入ることであったり、お金を稼ぐまで時間がかかりかつ不安定なことであると思うんですが、自分のやりたいことを研究しつづられるという点で自分のパッションを注げられるという意味で、今のところは良い選択なのではと思います。まあ国際関係を選んで忠実にやってみせることで自分の人生を正当化したいだけなのかもしれませんが笑、その分これからもたくさん努力しなければいけなくなるのは承知でやっていきたいと思います。私の周りでも医学部入った友人は1-3年間浪人してでも医学部を目指して結果医者になる子もいます。だから確かに運とか縁が必要なときもあるけれど、パッションを持っていればそれを呼び寄せることができるんじゃないかと思ってます。というわけでまあまだ留学生活は1カ月あるんですが、おそらく留学生活後も大学院、博士と海外で勉強するつもりでいるので(奨学金が必要ですが)日本にいる1.5-2年間はトレーニング期間と思ってますし、おそらくずっとこのブログは動かし続けるんじゃないかなと思います!ではでは