海外大学院 進学奮闘日記 (1年学部留学を経て)

前はオーストラリア留学でつらつら起こったことを書いてましたが、帰国後からは院進に向けての生活を書いていきます。

Day196 結婚観の違いから考えて見えた日本 

 今日は、昨日1番くらいにカルチャーショックを受けたので、ここに書き留めていきたいなと思います。このセカンドセメスターは狭く深くな人間関係になっていて、そこからカルチャーショックを受けることが多くなったのでここに書きたいと思います。

 と、その前に昨日、大好きなランゲージパートナーの子がニュージーのお土産の代わりにとスカーフとかわいい絵本をくれて、人からプレゼントもらうなんていつぶりだろうなんて思いながら嬉しく受け取りました。嬉しかったな❤

 さて、結婚観の違いについて。正直、西洋の考えといってもみんなが同じように考えているわけではなく、ハウスメイト、ランゲージパートナー、ボーイフレンド3人から価値観を聞きました(笑)(みんなオージー、彼氏はギリシャ系移民2世)

 一般的と言われる考えは、実は事実婚をする人が多くて結婚に価値を見出さない人が多いみたいです。なぜか。一部には確かに離婚するとバツがついていやだから結婚しないというプレイ系の人もいると思います(実際に離婚率が60%とすごく高いのも事実)が、そもそも結婚という手続き自体が古いと考える人が多いようです。大きな違いとして、日本みたいに戸籍制度がないうえ、さらに既婚者も未婚者も同じ法的権利や社会保障を受けれる制度があることも考えられると思います。こういったシステムの違いも価値観の違いに大きな影響をもたらしてることもあると思います。

 ハウスメイト(クリスチャンで彼氏はいない状態)「結婚は神に愛の誓いをたてる大事な儀式だと思うし、婚前性交渉も反対。そして離婚することも特定の場合(夫のDVとか)を除いてはよくないことだし、再婚はできない。それくらいの覚悟を持たなければならないことだ。」(どうも姉妹や母が結婚前に出産していろんなことがあったという過去も関係してると思う)

 ランゲージパートナー(長年付き合ってる彼氏がいる)「同棲はすごくしたいけど、結婚は子供が生まれてもしたいとは思わない。別に結婚という手続きに重きをおかなくていいと思うし、愛があればいいんじゃないか。日本の考え方はすごく前の西洋の考え方みたいにtraditionalだと思う。」

 ボーイフレンド「結婚はすごく大切(serious)なことだと思うから。若かったり短い期間で結婚することは実はあまり理解できない。(だから私ともゆっくりステップを踏んで付き合っていきたい)でも確かに自分の価値観も実はtraditional側で、実際の現実世界では結婚を大切に思わない人が増えてきているのは事実。」とのこと。

 典型的に3人ともちがう意見だったので、正直頭がついていくのに時間がかかりました、、でもすっごく面白かった笑 と同時に日本の価値観について再考させられた。

まず私の価値観はというと、、今まで実は真剣に結婚について考えたことがありませんでした。というのも10年間中学から女子校で、恋愛もしたことがなく恋愛すること自体にも興味がありませんでした。(デートもどきは2回ぐらいあったかもだけど、でも異性の人を好きになったことはなかった笑)キャリアで生きていく、外交官なる(当時は)という思い1本で生きてきたので、何にも考えていませんでした。あとは家族の環境もあるかも。仲はいいけど愛し合うということはない両親を見て、愛って?結婚って?と疑問に思ってました笑

 さて、そこから思ったこと。日本は婚活とか言うように、結婚に対しても同調圧力が強くて、結婚自体が自己目的化してる傾向があると思いました。結婚は儀式やペーパーのp手続きであくまでもあって、そこから先にも支えあう生活がある。「恋愛はしたくないけど結婚はしたい」という考えがまさに西洋と真逆。西洋の考えは愛を1番の中心においていてその延長に結婚があるけど、日本の場合は別のものと捉えてる人が多い。確かに経済力とか社会的地位とかそういった周りの評判をモトに結婚相手を見極める人もいるし、愛を中心に捉えて考えているわけではないよなと感じました。

 あくまで前提として言いますが、世の中にはいろんな価値観があるため、どっちがいいとか優劣をつけるつもりはありません。しかし、やはり日本の場合は自分よりも相手や評判だったり他のことを優先する個人主義ではない部分がやはり強いなと感じました。これは結婚だけでなくいろんな部分にあてはまると思います。典型的なのは、いい学校、大学、会社という安定志向の考え方など、、人それぞれあると思いますが、人生において何が大切なのでしょうか。

 実は私もいまの彼氏ができてから少しオーストラリアに関係してもっと生きていきたいと感じていたときに結婚という文字が浮かんだのも事実で、もし結婚という目的がないなら今のうちに別れてもいいかななんていう考えがよぎったことも実はありました。でも今回を通じて考えさせられたのは、そもそもなんで結婚をゴールに考えてしまっていたのか。それは通過点であって、相手とこれからも将来もパートナーとして付き合っていきたい、寄り添って支えあって生活していきたいという思いが互いにあるかどうかという点が一番大切だなと感じました。

 地味にハウスメイトが猿から人間に進化したダーウィン論を信じないと断言していて世の中にはいろんな価値観があるとかなり衝撃を受けたのですが笑、こうやってカルチャーを深く知ることも本当に大事なことだなと感じました。

今日はそんなとこかな、また面白い議論があったら紹介したいと思います。ちなみにどうでもいいですがレポートが8割超えの評価で嬉しかったです笑 ではでは。