海外大学院 進学奮闘日記 (1年学部留学を経て)

前はオーストラリア留学でつらつら起こったことを書いてましたが、帰国後からは院進に向けての生活を書いていきます。

映画⑤千と千尋の神隠し ⑥耳を澄ませば 

金曜ロードショージブリ編を見たので、映画の記録として残そうと思う。

続けて2つの記事を投稿したいと思います(*‘∀‘)

 

映画⑤ 千と千尋の神隠し

千と千尋の神隠し [DVD]

 地味に、私は初めての鑑賞でした…小さい頃家族で映画館で観ようとしたのですが、映画館が埃っぽくって母と外に出ちゃったという妙な思い出があります(笑)

観たあとに実はいろんな都市伝説があることを知りましたが、湯婆婆の「すべてのことはルールに従わなければならない」という言葉が引っかかりました。法律とかいろんな人とのトラブルや衝突を収めるために社会にルールが作られるけれど、ルールに囚われて生きるのはどうなのかという疑問と同時に一見正しい行為であっても裁かれる社会の残酷さの一面を感じました。ルールに囚われないで生きるというのは、もちろん飲酒運転や殺人とか違法を犯していいという意味ではなくて、ルール自体に疑問を持たずに従ってしまう、なぜそのルールが存在するのかの目的を知ろうとしないで自分の生き方を狭めている姿を指す気がします。例えば、映画の名前を忘れて労働に従事している姿は日本の過労死の実態やブラックなバイトや労働にも共通しているものがある気がします。人間って究極まで追いつめられたり圧迫されたりすると、脳が麻痺して正しい判断ができなくなってしまう気がする…怖い。笑

 ハクと湯婆婆の間で交わした契約もハクが斬られるシーンはなかったけど残酷ですよね…ただハクは湯婆婆の弟子になったことからもう予兆はあったのかもしれませんが。結局は常識とかその時の主流の考えとかに惑わされずに、自分で人を見極め考えることが大切なのかな…。さすがジブリ作品ていうか…すごい社会の図を裏側までうまく凝縮してるなと感じました。

 

⑥耳を澄ませば

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 一昨日放送された、『耳を澄ませば』も面白い作品でした。これでまだ中3なんだからうらやましい。誠司のおじいさんみたいな存在があの時期の私にもほしかったな。笑

この作品で考えたことは、生き方について。私が自分の頭で自分の進路を真剣に考えて向き合うようになれたのは正直大学受験が失敗に終わって進路の判断を迫られたときからで、それまでは主人公たちのように段々とみんな自分たちと向き合って大きな選択をするということ自体に気づかなかった。雫のお姉ちゃんと多分同じような状況。私は中高時代もあの主人公の他のメンバーと同じように繰り返しの日常を送って、例えば高校を変える子とかバレリーナの道を選んで海外に行く子、興味があってボランティアに積極的な子とかを「なんかすごいなぁ。私はそんな大きな判断できないなぁ。」なんて考えてた。逆に、友達に嫌われてないかとかクラスでの立ち位置とかいらないことばっかり考えて自分を追い詰めてて…しょーもない子だったなぁって思います。笑 「今までの生き方って、自分でちゃんと考えて決めた生き方だったけ。両親や友人、学校に挟まれて自分の決断っていうのができていない。」とあるときに気づいた時の衝撃は今でも忘れられません。笑 おじいさんのいうように、磨き続けること=失敗を重ねて学び続けるという生き方の教訓の1つを再考したような作品でした。

 

ジブリって、子どもから大人までいろんなメッセージが込められた素晴らしい作品だなーと改めて思いました。